Maintenance Consultation Cases
整備相談事例
全国の整備相談所に寄せられた整備相談(苦情・問い合せ含む)の事例をまとめました。
トラブル予防や説明の参考としてご活用ください。
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No.21 フロントウインドガラス交換後にルームミラーがぐらぐらになった
・車種:乗用車 ・登録年:平成22年 ・走行距離:不明
以前、フロントウインドガラスに飛び石を受けてひびが入ったので、購入先ディーラーで車両保険を使って交換してもらった。ガラス交換後、走行中にルームミラーが勝手に下に向いて、後方確認するのに度々正しい位置に直さなければならなくなった。ガラス交換時の作業ミスが原因ではないかとディーラーに詰め寄ったが、「確かにミラーは脱着しているが、当社の作業が原因ではない」と言われた。本社の相談窓口にも電話したが、「店舗と話をしてください」と話にならない。
作業ミスを認め、弁償するように言ってほしい。
相談歴を調べると、令和2年7月13日に同じガラス交換でダッシュのシミで相談を受けた案件と判明。「ルームミラーはいつから角度が下がってきているのか」と聞くと、「ガラス交換後、しばらくしてからだ」と言う。「3年間も辛抱していたのか」と聞くと、「角度が下がってきたことに気が付いたのは最近になってから」との答えに、「何故、ガラス交換作業日が、起点になっているのか」と問い質すと、「ダッシュのシミのこともあるので、キッチリ作業をしていないと確信している。ルームミラーは、作業ミスか手荒く扱ったことが故障原因だと思っている。振興会から『お客さんの言うことを認めて、新品交換しなさい』と言ってくれないか」と頼まれたので、「前回もお伝えしたと思いますが、振興会は指示命令できません。事実確認のみです」と回答、「とにかく事実確認でも良いから電話してほしい」と言われたので、ディーラーに連絡を入れた。
店長に連絡を入れると、「確かにルームミラーの関節部がぐらぐらになっていましたが、相談者は社外品の大型ミラーをノーマルミラーの上から取り付けており、関節部にかなりの負担がかかっているので、今はノーマルミラーだけでも、角度が下がってしまいます。相談者は、新車購入時から、あれこれサービスしろと要求し、大型ミラーを取り付ける際も、ミラーの重みを確認いただき納得されていると思っていた。副店長と私で対応します」と言われ、相談を終了した。
No.22 「できる」と言われた作業をしてくれない
・車種:乗用車(輸入車) ・登録年:不明 ・走行距離:不明
令和4年5月に中古車で購入した。納車後、①取扱説明書が無い、②高速道路を利用したときにETC利用料金が軽自動車になっていることを購入先の整備工場に伝えた。「取扱説明書は準備します」と言われたが、1年経っても貰えない。ETCは点検してもらったが、後日利用したら軽自動車のままだった。③「リヤタイヤの摩耗が早いので、リヤのアライメント調整はできるか」と問い合わせたところ、「可能」と回答があったので入庫した。しかし、測定の結果「社内基準として問題なしのため調整できない」と言われた。「できる」と言われて入庫したのに、調整しないのは契約不履行ではないか。インターネットに調整基準値「2mm」とあったので、2mmにしてほしいと伝えたが、調整してもらえない。納得できないので、消費生活センター等に相談したところ、整備相談所を紹介された。
当会の立場を説明したうえで話をうかがった。
整備工場に確認した内容
・①及び②について、当時の販売担当者に確認したところ、「必ずしも全車に備え付けしてい
ない。載っているもの(付属品)があれば、そのまま渡している。不足しているかどうかまで確認していない。ETCも同様に装備しているとはいえ、セットアップは任意になっている。必要があれば、契約書にセットアップ料金が記載されている。以上のことは契約書に書かれていないうえ、一年前の話のため記憶にない」との回答。
・③について、「点検だけの料金設定がなく調整工賃も含まれている。現車点検をおこなった
ところ、基準値に入っていたため調整を行わなかった。作業結果と料金の説明時に、調整を行う必要性がないので減額して請求した。その旨もお伝えしたうえで、お支払いしていただいている」とのこと。
以上から、相談者の心情として①と②がトラブルの引き金になったのではないか。③についても同様に、お客様の声(ご要望)を作業指示書等に記載し、整備士に情報が伝わるようにした方がトラブルになりにくいのではないかと、助言した。
相談者には、上記内容にあわせて「全体的に説明不足だったことをお詫びします」と伝言し、電話を切った。
No.23 衝突被害軽減装置が誤作動するのはリコールではないのか
・車種:乗用車(輸入車) ・登録年:平成26年 ・走行距離:不明
新車から今までは年1~2回ほどだったが、最近は頻繁に衝突安全装置が誤作動する。症状は一般道で中速走行中にいきなり急ブレーキがかかり停止するというもので、後続の大型トラックに追突されそうになるなど怖い思いをしたこともある。これまで何度もディーラーに点検してもらったが「異常なし」と言われ、メーカーのお客様相談室に相談すると、「当社は車両を生産するだけなので、取り扱いディーラーに連絡してください」と言われた。
何処に相談すればよいのか。
相談者は誤作動を起こしたときの状況を良く観察されており、マンホールや立体駐車場のスロープの道の継ぎ目の金属とか、反応しそうな環境を把握されているようでしたが、今回は平たん路で誤作動したので大変怖い思いをされたようである。「ディーラーからメーカーに伝えてもらうか、国土交通省の自動車不具合情報・ホットラインに電話されてはどうか」と助言すると、「相談してみます。話を聞いてもらって少し楽になりました」と言われ、電話が切れた。
No.24 わざと故障させているのではないか
・車種:トラック ・登録年:平成28年 ・走行距離:不明
令和5年1月26日、走行中に原動機の警告灯が点滅し、レッカーにてディーラーに入庫して修理した。令和5年5月10日、今度はクラッチが破損し、同月26日にはギアが故障した。過去のを含めると7回連続で故障しており、お金を支払わせるためわざと故障させているのではないか。
当会では金額の相談はできないことを説明し、当該ディーラーに確認すると、それぞれ別の修理と判明した。修理時は問題なかったが、長距離移動により消耗し他の箇所も故障したのではないかとの見立てだった。
ディーラーの見解を伝え、金額面については当事者間でよく話し合うようにと助言して相談終了とした。
No.25 整備ミスによる事故ではないか
・車種:ミニバン ・登録年:不明 ・走行距離:不明
相談者が当会を来訪、事故発生時の写真及び入庫中の整備工場で撮影された写真を確認した。3月にエンジンを降ろしてオイル漏れの修理を依頼した。修理後は、引き取りして自宅までと、事故を起こした日しか走行していない。事故時の写真と、入庫中の整備工場の写真から、左フロントロアアームボールジョイントのボルトが無くなったことにより、ナックルが外れたことが原因と推定される。併せて、外れた左フロントではなく、右フロントの同ボルトも無くなっており、こちらも負荷によっては外れていた可能性があった。
今回の事故は、オイル漏れ修理の時に適切なトルクで締め付けしなかったことが原因ではないかと思っているが、整備工場は「そこは外していないから関係ない」と言っているが、どうだろうか。
「作業内容を確認していないので判断できない。現在ディーラーに入庫中のようなので、その車両のエンジン降ろしにかかる整備マニュアル等から当該ロアアームボールジョイントの脱着が必要かを確認し、必要な場合はマニュアルのコピー等を貰って交渉してはどうか」と説明して終了した。弁護士にも相談するようなので、今後連絡があるかは不明。
No.26 待ち作業であれこれ勧めてくるディーラーと縁を切りたい
・車種:乗用車 ・登録年:令和3年 ・走行距離:3.3万km
法定点検で入庫した。ショールームで待っていると、整備士やセールスがやたらと商品を勧めてきて、ゆっくり雑誌を読むことができず、鬱陶しいとまで思うようになってきた。今回もエンジンオイル交換、バッテリー交換、エアコンフィルター交換、携帯電話、エンジンオイルのボトルキープなど色々と勧められたが、「どうしても必要なのか」と聞くと、「次回の半年点検の時でも、車検の時でも」と必ずしも必要でないとわかったので、オイルキープでオイル交換だけをお願いした。帰宅後に知り合いの整備工場に相談すると、「エンジンオイル交換が高額過ぎる。次回から当社で面倒みるから、ディーラーとの付き合いはやめるように」と言われ、オイルボトルキープの返金を申し出たが断られた。
オイルキープの解約をするのに何か良い方法はないか。
振興会の立ち位置を説明した。「今後は知り合いの工場に入庫するので、付き合いをやめたい」と言えばよいのではないか。但し、オイルキープに加入する時に返金できないことを説明されているはずなので、残りのオイルを現物で引き渡してもらえるよう交渉してはどうか」と助言して、相談を終了した
No.27 専業とディーラーとの関係、納期について
・車種:軽自動車 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
(2年前にも別件で相談あり)
3か月程前に警告灯が全て点灯した。その時は再始動したら消灯したので、A事業場(ここで車を買い、以前は車検を依頼していたが、最近はB事業場に依頼している)で見てもらい、点灯した時の対処法を教えてもらった。数日後、全ての警告灯が点灯して動かなくなってしまったので、教わった方法を試したが、警告灯が消えなかった。しばらく時間をおくとエンジンは始動したが、スピードが出なかったのでゆっくり走行し、B事業場にたどり着いた。B事業場の整備士に見てもらうと、「ディーラーでないとわからない。入庫は7月1日になる」と言われた。なぜこんなに時間がかかるのか、またB社とディーラーとの関係を知りたい。
専業工場とディーラーとの関係について説明した。警告灯が点いた場合、スキャンツールをつないで診断する(相談者もB事業場でその作業は見ていた)が、ディーラーが持つメーカー純正スキャンツールの方が詳細に診断できることがあり、コンピューター関係の故障については、メーカーから情報が得られるディーラーの方が早く直せる場合もあるので、B事業場はそのように説明したのではないか。時間がかかるのは、ディーラーも直接のお客様がおり、そちらを優先しているからではないかと回答した。相談者の了解を得てB事業場に連絡、相談者の勘違い・思い違いが判明した。ディーラーへの入庫予定日は6月1日、当社入庫時に警告灯は点灯していなかったが、試運転で「CVT」の警告灯が点灯した。(スピードが出ないと言う証言と合致する)なお、令和3年のトラブルではリビルトエンジンに交換しているとのこと。
6月7日、相談者から入電。6月1日入庫予定、料金は無償で修理箇所の保証書も交付されるとの報告あり。
No.28 車検後1週間でエンジントラブルが発生した
・車種:乗用車 ・登録年:平成24年ごろ ・走行距離:11.4万km
ディーラーで中古車を購入し、その後のメンテナンスもお願いしている。そのディーラーで車検を終えて1週間後、遠出した際にエンジンから異音がした。車検をしたディーラーに電話をすると、「自分で近くにあるディーラーを探して入庫して」と冷たく言われた。知らない場所で、知らないお店に入庫したくなかったので、不安を感じながらも、そのまま走り続け、大阪に戻って入庫した。点検の結果、ウォーターポンプの取り替えが必要で、有償になると説明された。車検時に「安心車検、スペシャル車検で、悪い箇所は交換、修理しておいてほしい」とお願いして、総額23万円も支払ったのに、納車1週間後に異音が出るのは整備ミスや点検ミスがあったのではないか。
修理代を払いたくないので、どのように対応したらよいのだろうか。
異音の状態を詳しく伺うと、「車検に出す前から異音はしていたのに、何故わからなかったのだろう」と言われたので、「入庫中に異音を確認したら、お客様に追加作業の確認があるはずです。それがなかったのであれば、入庫中に異音が確認されなかったのではないか。作業中、エンジンをかける時間は長くないですし、走行もほぼしません。以前から音が出ていたのなら、ユーザー側から『異音がする』と伝えておくべきだったと思う」と答えると、「車検の時に、当然見てくれるものだと思っていた」と言われたので、「入庫時に『何か気になることはありませんか』などと聞かれませんでしたか」と聞くと、「そう聞かれたが、その時には忘れていた」と返事された。「それなら、やはり症状が出ていないと、確認するのは難しいと思います」とお伝えすると、「そんなもんか」と言われ、相談を終わりました。
No.29 工賃が高い
・車種:不明 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
30年以上付き合いのある整備工場に、クラッチのカップキット(持ち込み)を交換してもらったところ、部品代は数千円なのに、工賃が1万8千円もかかった。事業者に「なぜこんなに工賃が高額なのか」と問い質したところ、「時間工賃を8千円としており、そこに振興会が決めている作業点数をかけて計算した金額だ」と言われた。
振興会はこんなに高額な工賃を推奨しているのか。
まず、時間工賃については振興会で定めているものではなく、事業規模等で事業者自ら設定しているものであることを説明したところ、「30年以上付き合いがあるのにこんなに高額だったことはない、2代目になってから対応が悪くなった」と言うので、「それは先代が安く提供していたのかもしれないが、サービスに関して振興会から言える立場ではないので、先代と話せる機会があれば、相談してはどうか」と回答した。また、標準の作業点数についても概要を説明し、ご理解いただけたため、相談を終了した。
No.30 ホイールナットの締め忘れを認めない
・車種:軽自動車 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
4月にディーラーから車検2年付きの中古車を購入、翌月、1か月点検(当該事業場が推奨する任意の点検)を受けた。点検が終わり帰宅する際、カタカタと異音がすることに気づいたが、そのまま帰宅した。翌日になると異音が大きくなってきたため、不安を感じ確認したところ、右後のタイヤのナット2個がなくなっているほか、他のタイヤのナットにも緩みが見つかった。また、車検時だけでなく1か月点検時ともに定期点検整備記録簿等を渡されなかった。ディーラーに説明を求めたところ、「当事業場では緩めたり、締め忘れたりした事実はない。どこか違うところでやられたのではないか」と言われた。ディーラーは何か隠しごとでもしているのではないかと思い、消費生活センターや警察等に相談したところ、そのすべてから「ディーラーの対応は悪質だ」と言われた。説明を受けた際の対応や言動等も威圧するような感じで、大いに不安や不満があるとのこと。
当相談所として対応できる範囲並びに商取引に係る相談については応じていない旨を説明、相談者の許可を得たうえでディーラーに事実確認を行った。店長と工場長によれば、「当該軽自動車の1か月点検の際に、ハブボルト、ナット、ホイールに損傷等は見当たらなかった。また、車検時に行った定期点検に係る定期点検記録簿は確実に相談者に渡しており、1か月点検時の点検記録(点検整備実施内容を記載した書面で記録簿ではない)も納車説明時に手交しており、その受け取りサインを相談者からいただいているため、弊社の対応に瑕疵はない。相談者は、店舗内で『この車はもういらないから置いていく。払った金を返せ』と喚き散らしたり、我々だけでなく従業員にも暴言を浴びせ、勝手に動画を撮影したりするなどの迷惑行為を繰り返したため、営業妨害と判断、警察へ連絡して対応いただいた」という状況が判明した。
警察が介入し当相談所の業務範疇を超え、すでに商取引のトラブルに発展していることを踏まえ、相談者には「今後の対応等については弁護士等第三者に任せるべき」と助言して、相談を終了とした。
No.31 エンジンフラッシングのトラブル
・車種:軽自動車 ・登録年:平成28年ごろ ・走行距離:11万km
昨年11月、行きつけのガソリンスタンドで簡単な点検を受けた後、エンジンオイルの交換を勧められたので作業を依頼した。今年2月、エンジンから異音(金属音)がすることに気付き、知り合いのディーラーで点検してもらうと、「オイル消費は以前からしていたが、最近エンジンのフラッシングをしてないか」と聞かれ、改めてガソリンスタンドで貰った伝票を確認すると、フラッシング作業をしていることがわかった。勧められたのはエンジンオイル交換のみで、フラッシングのことは説明されておらず、勝手に作業された。そのことをガソリンスタンドに言うと、「作業伝票に確認のサインをもらっているので、勝手にした作業ではない。当社に責任はない」と言われた。知り合いの整備士に聞いても、オイル消費している車にフラッシングは常識として勧めないし、そもそもやらないと皆が口をそろえて言っている。
承諾なしでしたことと、常識的にやらないという作業をやってしまったことへの謝罪がなく、困っている。
振興会の立ち位置を説明し、「事実確認はできるが、指示命令することはできないし、金額のことにも口を挟めません。弁護士の案件だと言っておられたので、あまり深い話はできませんし、答えてくれるかも分かりません」とお伝えしたうえで詳細を聞いた。相談者の説明では、「精算時に作業の明細を見せられ、何やら説明はしてくれたが、伝票を良く見てなかったので内容をよく確認しないままサインした。お互い弁護士を立てているが、私の弁護士も『金属音が出たのはフラッシングが原因であることの証拠を示さないと話にならない。もしくはスタンドが非を認めて話に応じてくれれば、賠償保険で修理してもらえるか」と言っている。振興会で何とかしてもらえないか。
ガソリンスタンドに電話して店長から話を聞いた。「作業担当者からは、オイル交換とフラッシングとオイルエレメントの交換作業をすると相談者に説明し、承諾をもらってから作業にかかったと聞いています。当社は従業員の教育には力を入れており、説明、承諾なしに作業にかかることはありません。相談者は、作業日から2か月ほど経過後にこの話を当社にされました。10日以内の申し出であれば当社も相談に乗れますが、日数が経ちすぎており、本社も『当社の非を認めることはできない』と言っています。相談者は、この苦情を言ってこられてから直ぐに、当社に弁護士名で書面を送られ高額な賠償請求をされています。当社もすぐに弁護士に依頼し対応していますが、今どういった状態になっているかはわかりません」との回答でした。「御社は相談者の車が、エンジンオイルを消費していたことは知っていたのですか」と聞くと、「知っていたが、担当した者はオイル消費している多走行車に対してフラッシングをするリスクは知識として無かったと確認しています。今回そのことを、勉強したと思います」と言われ電話を切った。
No.32 高額な修理代を払ったのに「直らない」と言われている
・車種:軽自動車 ・登録年:(20年位前) ・走行距離:20万km
3月末ごろ、アクセルをベタ踏みしているのに速度が落ちてエンストしそうになったので、保険レッカーを呼び、ディーラーに入庫した。工場長から「点火系統付近でエンジンオイルが漏れているので火花が飛ばなくなっている。修理代は7万円。走行距離が20万kmなので、タイミングベルトも交換時期、同時に作業するなら安くする。両方で11万円ではどうか」と連絡があった。古い車なので、6月の車検の見積り次第では乗り換えることも考えていたので、「タイミングベルトの交換は次の車検時に判断したい」と答えたが、「今のところ、今回の故障以外に悪いところは無いようなので、車検費用はさほどかからない。今回の整備作業はタイミングベルト交換と作業が重複しているので、同時にやれば安くすむ」と再度勧められたので、11万円の整備作業を進めてもらうことにした。車両年式が古く部品の入荷に時間がかかると言われていたが、5月の連休を過ぎても修理が終わらなかった。5月11日、工場長から「故障に対する整備は完璧に行ったが、エンジンの調子が本調子ではない。一旦納車するので様子を見てほしい」と言われたので、「プロから見て、本調子でないものを素人であるユーザーに返して『乗れ』と言うんですか。エンストして事故を起こしたらどうするんですか」と思わず声を荒げて言ってしまった。すると、「ここまで作業したが、この故障は直らない。エンジンを積み替えるしかない。中古のエンジンなら17万円かかる」と言われた。「初めから高額なら修理しないと伝えてあった。直らないなら元の状態に戻して、先払いしたお金は返して」と言ったところ、「作業はしたのだから、半分は負担してほしい」と言われた。直ることを前提の作業なのに、直せないばかりか、半分でも修理代を支払わないといけないのか。
5月19日、相談者から「今になって店長から見積書をもらった。そちらにメールで送るので確認してほしい」と再入電。
振興会の立ち位置、指示、命令はできないが事実確認は可能と説明して、相談者の承諾を得た。ディーラーの店長に連絡、「高額なら直さない。20年、20万kmの車に対して今後の維持費、起こり得る故障のこともプロとして説明し、それでも直して下さいと承諾を頂いたと自信を持って言えるのか」と問うと、「担当者にそこまで聞き取れていないが、説明はしたと言っている」と言うので「相談者は、電話のみで見積書をもらわずにこれまで説明を受けていた事実は理解できますね。書面を見ながらでもわかりにくいのに、相談者はもっと悪い条件で説明され、果たしてそれで説明し、納得し、承諾を頂いたことになるのか」と問うと、「そこまで部下の聞き取りはできていませんでした」と認めた。「担当者にしっかり聞き取りをして、お客様レベルで考えて対応してあげてほしい」と伝えて電話を切った。
6月7日、相談者より入電。「お陰様で車は返却され、支払ったお金も全額返金されました。別の販売店から新しい車を購入することになりました」と報告があり、相談終了とした。
No.33 ABSセンサーは4箇所とも交換すべきか
・車種:トラック ・登録年:平成27年 ・走行距離:不明
認証工場から中古の3tトラックを購入したが、納車後直ぐ(数十分後)にABS警告灯が点灯した。ひとまず近隣ディーラーに入庫したところ、左後輪ABSセンサーが損傷していると言われた。そこで、認証工場に売買契約の解除を求めたが、対応が困難であるとして断られたので、ABSセンサーの交換を求めることにしたが、前出ディーラーから「4箇所全て」のABSセンサーを交換する(べき)と言われたが、認証工場は「左後輪の1箇所のみ」交換すると言われている。
ディーラーと認証工場のどちらの判断が妥当か。もし、他3箇所のABSセンサーを交換しなかった場合、どのような影響があるか。
ディーラーが「4箇所全て」と判断した根拠はわからないが、他3箇所に異常がなければ、通常損傷箇所の交換のみで特段問題はないと思われる。また、ABSセンサー単体交換に伴う全体への影響は考え難く、他の良好なセンサーまで交換する必要はないのではないかと回答した。この事案でいきなり契約解除を求めるのは難しいと思われるので、当該事業場とよく話し合いを行い、慎重に対応していただくよう助言した。
No.34 車検後、ブレーキの警告灯がついた
・車種:不明 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
車検チェーン店で車検を受けた際に、ブレーキパッドの交換とブレーキフルードの補充を勧められたので実施した。3日後、ブレーキの警告灯が点灯、チェーン店が休業だったため他の整備工場に入庫した。その結果、ネジの締め付け不足でフルードが漏れ、警告灯がついたことが分かった。
こういったことは初めてで、チェーン店にどう話をすればよいか。
記録簿に「パッド交換」などの記載があれば、車検時の整備に起因するものと主張できるのではないか。チェーン店からどのような補償が受けられるかは、両者の話し合いになると回答した。「その記録簿が車検証入れに入っていなかったら?」「補償対象になるか?」と聞かれたので、「工場側に控えがある。車検時の作業が原因であれば補償対象になると思われるが、他社で修理した場合は対象外になることが多い。今回は『ブレーキが効かなくなるおそれがあり、御社がGW休業中だったので他社に入庫した』と説明してはどうか」と回答した。ユーザーから「分かりました。ありがとうございます」と言われ、相談を終了した。
No.35 完了していないのに作業費用の先払いを求められた
・車種:二輪車 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
令和4年7月、二輪車専門店に大型二輪車(輸入車)の継続検査を依頼した。完了の連絡がないので、こちらから事業場に作業状況を確認すると、「コンピューター部分に不具合が発生しエンジン始動ができない状態にある」と言われた。その後も定期的に作業状況を確認しているが、一向に完了しない。令和5年2月、「タイミングベルトを交換した。エンジンは始動できたが、今度はチェックランプが点灯した。チェックランプ点灯による点検整備は当方で対応できないので、県外の業者に外注する必要がある。先に輸送費用やその作業費用を負担してほしい」と言われた。
整備作業日数が少々かかるのは容認するが、余りにも時間が経過している。通常、こんなにも日数がかかるものなのか。また、外注に出すのは分かるが、なぜ完了してもいない作業費用等を先にユーザーが負担しないといけないのか。
当整備相談所の立ち位置、判断や法的権限は無いことを最初に伝えた。確かにユーザーよりヒアリングした作業日数が正しければ、輸入車とはいえ通常考えられる日数を超過していることを伝えた。完了前の入金に関しては、作業内容や事業場の規定にもよる。今回、事業場より求められた金額はいくらなのかユーザーに尋ねると「具体的な金額は言われていない」とのこと。事業場に対しユーザーからの相談連絡があったこと、再度詳しい説明がほしいとの要望は伝えられる旨を説明。現在、弁護士に依頼を検討中と言われたので、もし当会より事業場へ連絡希望の場合は再度電話していただきたいと伝え、相談を終えた。その後、ユーザーからの連絡は入っていない。
No.36 キャンセル料と部品交換の必要性について
・車種:軽自動車 ・登録年:平成5年 ・走行距離:不明
車検のため、指定整備工場へ入庫した。見積りの内容は、車検整備、エンジンASSY、ラジエータ、プロペラシャフト、キングピン及びベアリング一式、リヤショックアブソーバの交換なら66万円、エンジンを交換しなければ33万円と提示された。ユーザーとしては、最低限の車検整備でお願いをしていたが、「予防整備としてエンジン以外の部品交換が必要」と言われた。最低限なら仕方ないと思い33万円の見積りで契約書に署名したものの、納得できないと感じたので、「交換部品は自ら手配するので、部品の注文をキャンセルしたい」と連絡すると、「一部キャンセルできない物があるので、確認して連絡をする」と言われ連絡を待った。しかし、一向に連絡がないのでこちらから電話すると、「部品のキャンセルはできない。キャンセルするなら手数料がかかる」と言われた。
すぐにキャンセルを申し入れたのに、手数料がかかるのか。見積りの部品交換の必要性についても説明がない。
当会の立場として、金額や整備内容の判断は介入できないと伝え、話を聞いた。相談者の言い分は、①それぞれの部位で、車検が通らない状態だったのか。②中古品など安い部品でとお願いしたのに、高額な部品で見積もられている。③エンジンを含む交換の必要性について不明。④部品のキャンセルについてであり、当会から指定工場に確認する了解を得て、一旦電話を切った。指定工場からの回答は以下の通り。
①著しいガタや油漏れなどがあり、保安基準に適合しない状態だった。
②保証できる部品で提案している。持込部品でも作業はするが、整備や部品の保証等は対応しかねる。
③現車説明や写真を撮って説明することを提案したが、拒否された。
④キャンセル可否の連絡が遅くなったことは謝罪するが、中古部品やメーカー注文など、キャンセル不可の部品ばかりだった。
工場長には、相談者に対して分かりやすいような言葉や作業内容(キャンセル部品についても)を説明することや、連絡が後手になったことが良くなかったのではないかと話をした。今夜、工場長からユーザーに連絡してみるとのこと。
相談者には、上記の内容を伝え、作業内容や金額の相談をしてみるように伝えた。
No.37 板金工場の技術と従業員の対応に不満がある
・車種:軽自動車 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
昨年12月、車両を後退させようとした際に自損事故を起こしてしまい、自宅近くの板金工場へ修理の依頼をした。バックドアを交換しなければならないと言われたので、修復作業に係る見積りをお願いし、加入している保険が適用になるとのことだったのでバックドアの交換修理をしてもらった。今年4月、修復箇所を確認したところ一部に「錆び」が浮き始めているのに気づき、短期間での錆びの発生に疑問を持ち、修復を行った工場に現車を提示して状態を確認してもらったところ、従業員に「この件はうちの会社ともう関係ない」と言われた。原因の説明や不具合についての謝罪が無かったことに対し不満を感じ、他社に相談に行き修理内容について確認をお願いしたところ、塗装の下処理が悪いと言われた。このままでは錆び広がるとのことだったので、仕方なく修理をお願いした。
今現在はしっかり修復されているが、はじめに修理した板金工場の対応と技術に対して不信感を抱いている。このような相談があったことを工場側に伝えてほしい。
初めに当会の立ち位置を説明し、会員事業場に係る相談事案であれば状況確認等、話を聞くことはできる旨を説明。この板金工場は当会の会員工場であり、「事実確認と相談内容を工場側に伝えることはできる」と伝えた。
工場側に連絡をしたが、相談者からこの件に関して直接苦情等は入っていないとのこと。現車確認時に対応した者に事実確認をし、相談者に理解いただけるよう連絡する旨回答があった。その後相談者から連絡はないため終了とした。
No.38 車検を終えた翌日に不具合が生じた
・車種:軽自動車 ・登録年:不明 ・走行距離:10万km超
会員指定工場で車検を終えた翌日、走行中にカクンカクンして、まともに走らなくなった。何とか、車検をした工場にたどり着いて車を見てもらうと、ISCバルブが不良とのことで交換したが直らず、ISCバルブがまた壊れた。
次はエンジンコントロールユニットとISCバルブを交換予定だが、新品は高いので中古部品を探してもらっている。車検上がり翌日に故障したが、車検では分からない故障なのか。また、車検直後の故障なのに、修理代を全額請求されているがそういうものなのか。知り合いの車屋に相談すると、車検でエンジンを点検しているから整備保障で直るはずと言われたとのこと。
まず、当会の相談範囲を説明し、納得いただいたうえで話を進めた。車検では、その時点で保安基準に適合しているかの確認を行い、定期点検では定期点検基準に則った点検整備を行っていることを説明。今回の不具合は電装部品内部不良の可能性があるため、点検では見つけることが難しいものであること、整備保障はその部分を整備した場合の保障なので今回は当てはまらないと思われることを説明した。また、費用はその都度連絡があり、了承の上で作業されているので問題がない旨説明した。完全に納得はされていないので、会員事業場にお気持ちをお伝えすることはできますよと提案したが、通報したと思われるのが嫌なので今回はまだ連絡しないでほしいと希望された。一度、お気持ちをそのまま伝えてみてもらうことで相談を終了した。
No.39 事故整備完了後にタイヤの修理を勧められた
・車種:ミニバン ・登録年:不明 ・走行距離:不明
縁石に乗り上げる事故を起こし、1月に修理した。4月に同じ整備工場に車検を依頼したところ、「両タイヤのゴムが壊れている。修理に5万円かかる」と言われた。(ゴム→リム?)事故修理なので保険を使い、「全て直してほしい」と頼んだのに、修理後3か月足らずでまた修理しなければならないのは腑に落ちない。
「両タイヤ」と言われたので、事故と関係があった箇所ではないのか。この修理は正しいものなのか。
相談者の了承を得て、整備工場に連絡。
担当者より以下の通り回答があった。
・タイヤのゴムではなく、ストラットアッパーシート。
・事故とは無関係。事故修理で足回りは修理対象外、板金はフロント部のみ。
・修理の提案は電話だったので誤解が生じたようだ。ユーザーに現物を見せながら、改めて
説明したい。
ユーザーに連絡。タイヤのゴムではなく、サスペンションのゴムであり、事故との関係はほぼ無いと考えられること。長く走行してきたことによる経年劣化と思われると説明したところ納得された。
No.40 車検のキャンセル料
・車種:乗用車 ・登録年:不明 ・走行距離:不明
(消費生活センターからの紹介)
・令和5年5月に車検を実施してもらうため、A販売店で車検予約をした。
・4月17日、店舗からの依頼により、A販売店へ事前チェックのため入庫。
・見積り金額が33万円と言われ、一旦保留として帰宅。
・帰宅から2時間後にキャンセルの電話を入れたところ、「キャンセルするのであれば発注済
みの部品代をお支払いいただく」と言われた。
・キャンセル時に費用がかかることがあるのか。
・相談者に当会の役割を説明し、A販売店に連絡することについての承諾を得る。
・相談日は店舗定休日のため、サービス本部へ連絡して相談内容を伝達、事実確認を依頼。
・その後相談者から入電。店舗マネージャーから「この度の件はキャンセル料不要」と連絡が
あったとのこと。相談者からお礼があり、相談終了とした。