Maintenance Consultation Cases
整備相談事例
全国の整備相談所に寄せられた整備相談(苦情・問い合せ含む)の事例をまとめました。
トラブル予防や説明の参考としてご活用ください。
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No.141 修理完了後、帰宅途中でオーバーヒートしかけた
・車名:乗用車 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
会員工場にオイル漏れ修理、ATF交換、リヤデフ交換、ロアアームブッシュ交換、サーモスタット交換等の修理を依頼、完了後に帰宅途中、水温計がレッドゾーンに入ったため停車、工場に連絡し、再入庫となった。入庫から1日以上経つのに連絡がなく、オーディオの電源も入らなくなったり、配線も雑につけられているなど信用できないという苦情。
当日は事業場の定休日であったため、整備相談所から事業場に「原因等について、相談者に連絡するように」依頼するということで、一旦電話を切った。翌日、工場長に確認すると、「納車前にアライメントの調整をするために、片道30km離れた外注先まで運転したが、その時は問題なかった。また、オーバーヒート後も冷却水量に不足はなかったことを確認している。年式も古く、メーター故障がある形式でもあるので、メーターかセンサー、もしくは他の原因があるのか現在調査中」ということであった。「難しい内容ではあるが、相談者は連絡が無いことを不満に思っているため、なるべく早く連絡するよう」お願いして終了とした。
No.142 新車のナビが直らない
・車名:乗用車 ・登録年月:令和2年 ・走行距離:不明
昨年11月に新車を購入した。翌月、エンジンを切ってもナビゲーションの電源が落ちないという現象が出たので、ディーラーに入庫したが、現象が確認できず返されるということを3回ほど繰り返した。そこで現象をスマートフォンで撮影してディーラーに見せ、今は「ナビゲーションをメーカーに送って検査」中である。しかし、それから1か月経つのにディーラーから何の連絡もなく、代替機にも以前と同じ現象が発生している。自分は新車で買い、不具合のある車を望んでいない。振興会からディーラーに車両入替えするよう言ってもらいたい。
振興会の立ち位置を説明、車両入替などの指示命令などはできないとお伝えした。相談者の承諾をいただき、ディーラーに事実確認したところ、相談者から伺った内容の通りで、「ナビゲーションは電装メーカーで調査中。日数がかかることは初めからわかっていたので、『時間がかかります』と説明はしている。途中経過は、担当セールスから新車点検の誘致を兼ねて説明したと聞いている」と言われたので、「相談者は1か月でも長いと感じておられるので、もっと丁寧なフォローが必要です。責任ある方から相談者に電話を入れて下さい」とお伝えした。
No.143 エアクリーナの清掃費
・車名:不明 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
ディーラーで車検見積りをとったところ、「エアクリーナ清掃費用」という項目があったが、おかしくないかと威圧的な電話。相談者はどこかの検査員らしく、「自分の所ではそのような費用はとらない。ブレーキの清掃費とかも入っているが、それもブレーキは分解するものであり、おかしい」との一点張り。
相談所の役割を説明し、「費用に係ることは、事業場によって違う」と言うと、こちらに矛先が変わり、「それはおかしいだろうが!ちゃんと工数がでているだろうが!店によって変わっていいのか!」と先程よりも威圧的になってきたので、「変わるのは当たり前のこと。設備や人件費などで変わる。商売なら当たり前の話。それが嫌ならそこで車検を受けなければいいだけ。客側も選択できる。そのための見積では」と回答をすると、相談者は「もうわかった!それがお前らの見解ならもうええ」と言って電話を切った。
No.144 ブレーキの整備費が高い
・車名:乗用車 ・登録年月:平成23年 ・走行距離:7万km
会員工場でオイル交換をした際に、「ブレーキパッドがかなりすり減っている。すり減ったカスが溜まっていて危険」と言われた。当日、高速道路で長距離走行する予定だったので、金額は確認したが、焦っていたのでパッドの交換をお願いした。その会員工場には以前から不信感を抱いていたので、後日、整備に詳しい知り合いに見積書を見てもらったところ、「ぼったくりだ。ウチなら半値以下で対応する」と言われたので、振興会の見解を聞きたい。また、見積書にある「フロントディスクキャリパオーバーホール」には、「フロントディスクパッド取替作業」も含まれているから、パッドの取替工賃は重複請求ではないか。そもそも、フロントディスクパッドの残量は、前回車検時に「次回車検まで十分走行できる」と言われており、今回直ぐに交換しなければならないほどの危険性はない筈で、「必要のない整備」だったのではないか。
キャリパのオーバーホールとディスクパッドの取替は別々の作業で、工賃もそれぞれ必要になる。ディスクパッドの取替は日整連の標準作業点数表から算出すると倍額程度だと思うが、当会が料金について関与することはできない。また、パッド交換を依頼したのは相談者であり、勝手にされた作業ではないことから、今後、信用できない整備工場には行かないようにするしかないのではと説明した。
No.145 不具合だらけの中古車
・車名:軽自動車 ・登録年月:平成7年 ・走行距離:不明
昨年1月、インターネットで探した他県にある認証工場に中古車を見に行った。外装の程度は良く、オイル漏れ修理と念の為にウォーターポンプ、タイミングベルト、ヘッドライトのバルブを交換してから納車してもらうことで契約した。しばらく乗っていると、エンジン上部とタイミングカバーからのオイル漏れと冷却水の漏れが発生、購入先で修理してもらった。その後、タペットカバーからのオイル漏れが再発、また、最近になってバックドアの左ヒンジの変形やルーフをハンマーのようなもので叩いて修理した跡を発見した。他にも右リヤタイヤだけがハの字になり、リヤバンパーと右リヤフェンダーの段差がみられることから、明らかに事故車であることに気付いた。この車は欲しくてやっと見つけた車なので、返品したくはないが、オイル漏れ等のトラブルが無いようにと、余分に点検料を支払っているので腹が立った。そもそも事故車なら、もう少し安価であるべきところ、相場通りの車両価格だった。不具合が発生する都度、自分がディーラーやカー用品店、購入先に車を持ち込んだり引き取ったりしているが、不具合の解消を一回で終わらせるよう、振興会から指示してほしい。
振興会の立ち位置を説明、「振興会から事業場に対して指示するようなことはできないが、事実確認と相談者が困っていることを事業場に伝えすることはできる」と伝えたところ「振興会から指示できないのであれば、自分で直接社長に言います。その結果、何か問題が生じたら相談させてもらいます」と相談を終えた。
No.146 ディーラーに修理を断られた
・車名:輸入車 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
異音修理をお願いしていたディーラーから修理を断られ、今後付き合ってもらえなくなったが、どうすればいいか。
「断る、断らないは会社の方針等もあるので、当会からどうこう言える立場に無く、法令上問題があるものでもない。いずれにしてもディーラーで断られた以上、近くの修理工場にお願いするしかないと思われる」と回答し、輸入車に強い会員整備工場を紹介したところ、納得された。
No.147 2年後に30万円の請求書が届いた
・車名:トラック ・登録年月:平成7年 ・走行距離:不明
平成31年頃に車検の見積りをA工場に依頼した。高額なら手放すつもりでいたが、県外に行っている間に「勝手に」車検を通され、頼んでもいない荷台の補修と塗装も含めて30万円を請求されたが、払うつもりは無く放っておいた。1年後、今度はB工場に車検入庫したが、運転席側の窓が開かなくなっており、それらを直すのに17~18万円かかった。B工場からは、「窓ガラスが開かないのに車検を通すなんて、A工場はいい加減な車検をした」と言われた。
その後、当該車両は壊れたので手放したが、最近になって弁護士事務所から、A工場からの30万円の請求に係る内容証明郵便が届いた。今まで何も言ってこなかったのに、今更請求書を送られても払えない。見積りを出すのは法律で義務付けられていると、知り合いの整備事業者から聞いている。ただ、近所でもあり、車検整備の料金として通常払う10~15万円なら払ってもいい。
当会の立ち位置を説明、相談者の了解を得てA工場の社長に確認したところ、「当該車両は相談者が何処から購入してきたもので、『車検を通してくれ』と言われたので、『お任せ』されたと認識して作業に入った。確かに見積書は交付していないが、口頭で『結構高くつくよ』という説明はした」とのこと。社長は、「概算見積書の未交付」はどのような処分になるか気にしていたので、「整備内容及び必要性を説明していない」の違反点数は3点、「概算見積書の未交付」は3点、またこれは確認が難しいが、「点検整備料金の過剰請求」が認められると6点になること、違反点数が10点以上になると10日間の認証停止になることも説明。社長から「相談者を訪問して説明したい」と言われたので、相談者にその旨を伝え、相談を終了した。
No.148 オルタネータを壊された
・車名:乗用車 ・登録年月:平成23年 ・走行距離:13万km
(消費生活センターからの問い合わせ)
先日、会員工場でオイル交換を行った際にエンジンルームにオイルを撒かれ、水で洗い流された。翌日、走行中にバッテリーのランプが点灯し、エンジンが始動不能となったため、会員工場に事情を説明し、引き取りに来てもらった。確認すると、オルタネータとバッテリーが故障していた。工場側は、半年しか整備の経験がないメカニックが担当したなど非を認めたが、バッテリーと作業工賃は負担するが、オルタネータの費用は負担してほしいと言っている。水をかけたことが原因で故障したのだから、全額負担してほしいとユーザーは言っているが、振興会の見解をお尋ねしたい。
聞いた話だけで判断することは難しいが、オルタネータが発電しなくなったことでバッテリーが上がったと推測される。エンジンルームは洗浄することもあり、オルタネータも多少の水がかかることは想定されているため、一概に水が原因とも言い難いが、可能性はゼロでない。また、最近は性能も良いので故障も少なくなっているが、使用状況によっては経年劣化も考えられる。会員工場が非を認めている部分もあるので、費用面について、もう少し交渉してみてはどうか。全額無料を求める場合、今回の水による故障かどうかを立証する必要があり、時間的にも費用的にも得策とは言えないのではと回答した。
No.149 保証修理について
・車名:軽自動車 ・登録年月:平成28年 ・走行距離:不明
昨年、AMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)から異音が出たため、保証修理でミッションとクラッチを交換した。その後、冬になって朝の気温が低い時だけ別の異音が出ていることに気付き、再度保証修理をお願いし、最近修理が完了した。修理内容は調整ということで、確かに音は聞こえないが、朝の冷え込みも収まっていたので本当に直っているのか、寒くないから異音が出ていないだけなのか不安である。次に寒くなるころには保証期間も終わっているので、保証する旨一筆書いてほしいが、それはできないと断られた。どうしたらいいかと。
事業場に連絡したところ、「相談者の不安な気持ちもわかるので、外注しているディーラー本社と交渉しているところである。相談者には代車を貸し出したままなので、早めに解決できるようにします」と回答をいただいた。3日後、事業場から入電、「ディーラー本社から、保証に関しての明確な回答は得られなかったが、『面倒はみます』という回答がもらえたことから、相談者に車をお返しすることができた」と連絡があったため、終了とした。
No.150 車検時に部品を交換していなかった
・車名:軽自動車 ・登録年月:平成15年 ・走行距離:17万km
車検時、見積及び請求書に「タイロッドエンドブーツ交換」とあり、支払いも済ませたが、3か月後、他の工場での点検時、タイロッドエンドブーツの破れを指摘されたとのこと。支払い済みなのに交換していないとはどういうことか。無料で交換してほしい。
了解を得て、車検を実施した会員工場に連絡すると、「左タイロッドエンドブーツが不良のため交換した。全体的に整備不良が目立ち、他の劣化しているところも交換と修理を勧めたが、断られた。車検に通る最低限の状態なので、すぐに不具合が出てもおかしくないので、早めに点検整備をするよう説明した。相談者にはSNSに身に覚えのない誹謗中傷の書き込みをされ、迷惑しているので、今後付き合いたくない」とのこと。
現車を見せてもらったが、左タイロッドエンドブーツは右の劣化に比べると新しく、交換しているように見えた。グリスの付着は確認できたが、破れはわからなかった。相談者は整備工場への文句を1時間ほど言って帰ったが、いろんなところにも相談に行っているようで、何か意図的なものを感じた一件であった。
No.151 改造車に対するディーラーの対応
・車名:不明 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
新車の保証期間内にクレーム作業をしてもらうため、顧客がディーラーに入庫しようとしたところ、合法的な改造をしている車両なのに見た目で対応を断られた。このような対応は、このディーラーだけでなく、全てのディーラーに共通することだが、振興会はどう思うか。
改造内容をお聞きすると、「ローダウンサスを付け、マフラーを交換しているが、持ち込み車検で合格している。ディーラーに持ち込んだ時も最低地上高はクリヤしている」とのこと。「お聞きした内容で、保証書の名義も合致していれば、ディーラーはご用命を受け付け、保証の対象なら対応しないといけないと思います。店舗名を伺えるなら事実確認をさせていただくことは可能です」とお伝えすると、「顧客と相談して、また電話させてもらいます」と言われ、電話は切れた。
当該ディーラーの本社に、改造車の入庫可否について照会したところ、「違法性がありそうな車両であれば、承諾を得て計測等を行い、問題が無ければ対応している。見た目で門前払いなどあり得ないが、ハード面でリフトに入れることができない場合や、車底を擦るような店舗では、入庫にあたり復元をお願いするか他店舗を紹介することはある」との回答でした。
No.152 点検せずに車検をしている工場に罰を与えて欲しい
・車名:軽自動車 ・登録年月:平成14年 ・走行距離:17万km
3月に車検が切れるので、前回車検に出した指定工場に事前見積りを依頼、16万円の見積りを貰った。内容を見ると予防整備的な内容が殆どで、車検に不合格となる項目が無かったため、整備せずにユーザー車検したところ、ヘッドライトの光軸とサイドスリップで不合格になってしまった。近所にあるディーラーに相談のため車を持って行くと、リフトアップして見てくれた。「下回りは特に当たったような形跡はないが、フロントのパネルはバンパーを逆突されたときに同時に押されているようで、変形し、ヘッドライトの向きも変わっている」と指摘された。「3年前、駐車中に当て逃げされたことがある」と説明すると、「2年前にこの状態でヘッドライトが適合していたとは考えにくく、サイドスリップも点検せずに車検を通したのではないか」と言われた。指定工場にディーラーの見立てを伝えると、「2年も経って、前回の車検を無理矢理に合格させたなどと言うな。ちゃんと点検したうえで合格している。言いがかりをつけてくるな」と話し合おうともしないので、色々調べて運輸局に電話した。運輸局は、「事業場とユーザーとのことなので、振興会からの依頼があれば調査できるので、振興会に相談してみてはどうか」と言われた。
振興会の立ち位置を説明し、「振興会から運輸局に対して調査依頼したり、会員事業場に対して処罰するようなことはできない。指定工場に事実確認して、相談者に話し合いのため電話するよう依頼することはできる」と伝え、承諾をいただき指定工場に電話した。
指定工場によれば、「前回の車検からの付き合いで、『何もしないで安く車検を通して欲しい』と依頼され、前回は問題なくほぼ素通しの車検だったが、今回、事前見積りで、足回りのベアリングにガタがあったり、ヘッドライトの取付部が折れてグラグラしていることが判明したので、交換などを見積もりに入れた。前回車検時ではヘッドライトに折れはなかったが、かなり下を向いており、調整で何とか基準の下限に合わせた。相談者と何度も話をしているが、『今回の車検を無料で通せ』とか、ユーザー車検で不合格になったことに対する慰謝料を要求してくるので、『当社は間違ったことはしていない。運輸局でもどこでも電話すればいい』と言って突っぱねた。当社から相談者に電話するつもりはない」とのこと。「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と言われ、電話を切った。
No.153 車検後、足回りに不具合があった
・車名:乗用車 ・登録年月:平成12年 ・走行距離:11万km
会員工場から中古車を車検付きで購入した。3か月後、下回りの点検をすると、ドライブシャフトブーツが破れ、ハブベアリングにがたが生じていた。不具合があるまま車検を通したのではないか。
事業場に確認すると、持ち込み車検と判明。「国の検査で不正に通すことはありえないし、メリットもないことから、検査時は正常だったが、車齢も走行距離も多いので、その後に不具合が生じたのではないか。保証があるか工場に相談してみてはどうか」と助言した。相談者は「整備工場とよく話し合います」と言って電話を切った。
No.154 認証工場にもリコール費用請求を認めて欲しい
・車名:軽自動車 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
新車の製造ラインで無資格者が完成検査を実施し、リコール対象となったメーカーの車を顧客から預かった会員工場からの相談。この車は、他メーカーにOEM供給しており、供給元メーカーではリコール対象車両を認証工場で点検し、検査場に持ち込み車検をした場合でも点検代をリコール費用として請求することを認めているが、供給先メーカーでは認めていないので、指定工場に持ち込むように言われたとのこと。
国交省のリコール課に相談したが「メーカーに報告しておく」と言われ、メーカーの相談室に相談すると「対応は各ディーラーに任せている」と言われた。振興会から供給先メーカーに意見を言って欲しい。また、全国の整備工場に情報発信もしてほしいとの相談。
整備相談所の役割を説明し、金銭が絡むことについて他社に意見することはできないと伝え、相談者からディーラーの本社に相談してはどうかと提案した。また、当振興会は、県内の相談事例は会報誌に掲載しないルールになっているので、他県が採用するかどうかはわからないが、本事案を日整連に報告するということで了承いただき、相談を終了した。
No.155 不具合だらけの車を売りつけられた
・車名:ミニバン ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
(他県振興会からの紹介)
九州在住の相談者は、インターネットを通じて埼玉県内の中古車販売店(会員工場)から車検付き中古車を購入した。2年後、近所にある整備工場で継続検査を受けた際に、「事故修復跡があり、修復も不完全、各所に不具合が生じている」と言われ、不安を感じた。指摘された不具合は、前後サンルーフからの雨漏れ、サイド・エアバッグなし(取り外されている)、右前輪付近からの異音(ホイールベアリングの不良と思われる)、ハンドルを保持してないと車が直進せず左に流れる、パワステオイル漏れ、ヘッドライト本体がタイラップで固定等々多数あり、「不具合の詳細については分解しないとわからないが、これらすべてを修理すると100万円以上かかる」と概算見積りされたとのこと。購入時に「事故修復歴あり」の表示があり、相談者はそれを承知のうえで購入したが、完全修復されているものと認識していたようである。今回指摘された不具合に対する責任は、不完全な状態の車を販売した中古車販売店にあるので、整備費用を負担してもらえないかとの相談。
「中古車の場合、購入時の車両状態や保証の有無、保証の範囲や期間等、販売条件が個々に異なる。仮に車両購入直後から不具合を認識していたとしても、どこにも相談せず2年間乗り続けているということは、“最近まで問題のない車両”だったと解釈されるのが一般的ではないだろうか。今になって販売店の責任を問えるものか、いささか疑問である。当会としては会員工場である中古車販売店にこの状況とお客様の要望を伝えることのみで、それ以上はできない」と説明したうえで、購入時の契約内容を確認して販売店に相談するよう助言した。また、今後ネット販売等で車を購入する際には、契約書の内容と現車の確認を必ず行い、納得したうえで契約を結んだ方がよい旨も併せて伝えた。その後連絡はない。
No.156 大阪のディーラーは技術力が低い
・車名:乗用車 ・登録年月:平成17年 ・走行距離:1.3万km
昨年5月に大阪のディーラーで12か月法定点検を受けたが、今年2月、駐車場にブレーキの部品が脱落しているのを発見し、修理のため入庫した。ブレーキ回りで複数の部品を交換する必要があると言われ、27万円の修理見積りについて説明があり、承諾して作業は終えたが、法定点検で予見できなかったのかディーラーに問い質したが、納得のゆく説明はなかった。
さらに今年5月、車検のためディーラーに行き、リフトアップして確認・概算見積りしてもらうと11万円と言われ入庫したが、その後、「車検に通らない不具合が新たに見つかり、追加でこの部品を交換すると総額は17万円となる」と連絡があり、しぶしぶ承諾した。
相談者は他県在住で、普段の整備は全て地元のディーラーに頼んでおり、これまでは整備後にトラブルに見舞われたことはなかった。どのディーラーも技術水準は同じだと思っていたが、大阪のディーラーは技術力が低く、入庫したことを後悔している。結果報告はいらないので、そのディーラーに業務改善するように指導してほしい。
大阪のディーラーに事実確認すると、「昨年5月の法定点検時のパッド残は前後とも5mmであったが、今年2月に入庫した時は、左フロントキャリパは完全に固着していた。脱落したパッドは左フロントのもので、パッド残が完全になくなり、バックプレートが削れてキャリパの隙間から脱落したようである。鉄粉でホイールやキャリパ等も錆びていたので、相談者の要望で、左右フロントキャリパASSY、リヤのインナーキット、パッド及びブレーキホースの全数、左フロントのハブベアリングとローターを交換した。5月の車検の時は、作業中にABSチェックランプが点灯し、右フロントの車速センサーの不具合が判明したので、追加で交換させてもらった。相談者は、『今後も入庫したい』と言っており、次の車検までのメンテナンスパック(エンジンオイル交換付き)に加入、当初の見積り金額より少し高くなったが、都度連絡をとり全て承諾いただいている」とのこと。相談者が不満を感じて相談してきたことを伝えたところ、「オイル交換時にお話をさせていただく」という回答を得たので、電話を切った。
No.157 頼んでもいない整備をされた
・車名:乗用車 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
知人が紹介してくれた工場に車検を依頼したところ、頼んでもいない不要な整備をされた。どうすればいいか。
相談者に「不要な整備とは何か」尋ねると、「エンジンオイル交換」などを挙げた。聞けば、概算見積書はもらわず、検査だけを依頼したようである。そこで、「通常、認証工場では検査に合格させるだけでなく、安心して運行できるようメーカー推奨の作業も行っている」と説明したうえで、整備内容等について工場側と再度話し合いの場を設ける提案をしたが、金銭の交渉には関与できないことを伝えると、相談者は「他に相談するから結構」と言って電話が切った。以降連絡なし。
No.158 走行中にブレーキが効かなくなった
・車名:SUV ・登録年月:平成27年 ・走行距離:3万km
A工場でロアアームブーツを交換して1週間後、走行中にブレーキウォーニングランプが点灯し、ブレーキが効かなくなり事故を起こしそうになった。近所にあるB工場にで点検してもらうと、右フロントブレーキキャリパーのブレーキホース取り付けボルトに打撲傷があり、そこからブレーキフルードが漏れていた。A工場の技術に不安があるため、B工場で修理し、費用はA工場に負担してもらいたいという相談。
「A工場の了承があれば構わないが、勝手にB工場で修理しないこと。あくまでも、A工場とのやり取りになるため、要望はA工場に伝えるべきである。また、A工場で整備をすることになった場合は、検査の立ち合いを求め、出来栄えを自分で確認してはどうか」と提案した。相談者は「A工場とよく話し合います」と言って電話を切った。
No.159 ディーラーの対応に納得できない
・車名:乗用車 ・登録年月:平成20年 ・走行距離:10万km
10年ほど前にAディーラーから中古車を購入し、車検等の整備もお願いしてきたが、今年6月にBディーラーに一般整備(内容は不明)を依頼、応対した担当者から「この車はもう古いので部品がない。この車に乗っている人はもういない」と言われた。自分はこの車をきちんと整備して長く乗り続けたいと思っているのに、このようなことを言われるのは心外である。Bディーラーの本社と販売店協会にクレームを申し立てたが、振興会からも厳しく指導してほしい。
当会の相談業務の範囲を説明、会員工場に対して事実確認を行い、対応に不備があれば指導はできる旨を説明した。相談者の了解のもと、Bディーラーのサービス本部に連絡したところ、相談者の件は本部でも把握しており、かなり神経質な方なので対応に苦慮しているとのこと。ただ、対応が悪かったことについての責任は感じており、振興会に相談があったのであれば、再度店舗に展開して、今後は適切な対応を行うよう指導徹底を図りたいと回答があった。
その内容を相談者に伝え、お礼の言葉をいただいたので終了とした。
No.160 旧車のレストアを依頼して4年も経つのに仕上がらない
・車名:乗用車 ・登録年月:不明 ・走行距離:不明
4年ほど前、知人が経営しているカスタムショップに旧車のレストアを依頼したが、最初は1年ぐらいで仕上がるという話だったのに、3年以上も延ばされ、未だに仕上がってこない。先日、ショップに確認すると、「やっと鈑金作業が終わり、今は他の工場に整備を外注している状況」と言うが、納期を聞いても曖昧な返事で、自分の車が今どうなっているかよく分からない。今後の対応についてアドバイスが欲しい。
カスタムショップは会員外のため、相談者の求めで、現在車が入庫している会員工場に進捗状況を確認した。会員工場によると、「今は車の足回りやエンジンを取り外してある状態で、必要な部品が入庫すればすぐに組み立てできるが、カスタムショプから部品が入庫しないので、作業をすすめられず困っている」とのこと。相談者にそのことを報告し、改めてカスタムショップと話し合いをして、早急に部品の手配をしてもらうよう依頼した。ただし今までの経緯から、口約束ではまた同じ状況になりかねないので、契約書等の作成をお勧めした。その後連絡なし。